6月7日に蛹になったアオスジアゲハの幼虫。
一週間で中身が黒っぽくなってきました。
アオスジアゲハの翅の黒色に近づいています。
ここまで成長してくれば、寄生されていないとみていいでしょうね?
あと、3つ蛹がいます。そのうちの2つがこれ。
まるで葉脈のような模様です。これは凄い。
もう一匹はケースから逃げ出して、近くのトイレットペーパーで蛹になりました。
蝶の中には、食草からかなり離れたところで蛹になるケースが多いです。
ネットで調べましたが、やはり安全な場所を探して移動するようです。また、翌春に羽化する場合は冬を越せる場所で蛹になるのでしょう。
これも外敵から身を守る手立てなのかもしれません。
と記事を書いていたら・・・あれ。羽化しちゃった!
ものの10数分の出来事でした。
蛹がついた蓋を立てかけて置いたら、いつのまにか蓋の上の方をフラフラと伝い歩き。
このままでは落ちてしまうと思い、割り箸に移しました。ドキドキしますね。
縮まっていた翅も少しずつ伸びてきました。
立派なアオスジアゲハです。
よかった! 無事に蝶になってくれました。感激です。
外は暗くなり始めていたので、部屋からベランダの鉢の植物に移しました。
そして、今朝の様子。
まだ勢いよく飛ぶことが出来ず、パタパタしていましたが、やがて足にとまりました。
蝶には「刷り込み」はないんでしょうけど、うれしいですね。
そして、おぼつかない羽ばたきでようやく飛び立ちました。隣の屋根。
他の3頭も羽化できるといいなー。
そして、再び我が家に戻ってくることを願いながら・・・
ところで、食草であるシロダモが新芽 (柔らかい茶色の葉) を展開し始めています。
夏型のアオスジアゲハが発生するころに葉が伸びてくるということは、アゲハの一生と樹木とが大いに関係しているんですね。
今回羽化した蝶が産卵しやすいように (メスかわかりませんが) 柔らかい茶色の葉が用意されている。これって完全に植物の成長と同期しています。
自然って、植物も昆虫もうまく調和していますね。