「VAIO type R master RM900PS」
2007年に購入した VAIOです。テレビ機能のないタイプです。
今はWindows10で動いています?
《VAIO》
オーダーメイドで「Core 2 Duo E6700 」を搭載したツインユニット形式。
アクセスユニット、メインユニットというセパレート構成というバカでかいパソコンです。
このパソコンのすごいところは、ただ大きいだけではなく、メインユニットに6基のHDDを装着できること。またアクセスユニットにHDDケースを入れれば(入っています)、さらに1基追加できます。つまり計7基のHDDを装着できるということ。(そんなにHDDなんて使うかーと言われそうですが)、自作パソコン並みですよ。
当時は250~500GBくらいのHDDしか販売していなかったので、これだけ取り付けられるようになっています。でも、今は3TBなど大容量のHDDがありますから、こんなにたくさん積めなくてもいいのかもしれません。
最初に買った 「VAIO R73K」というパソコンは、一番上にHDDが収められていて、熱がこもりやすく熱暴走しました。その経験から、HDDを守るために静音ファンを使って冷やすことを考え、改造することにしました。
RM900PS メーカーの説明では、こんな風に冷却されます。
これが中身です。
空気の流れを調整する黒いカバーはすべて透明プラに変更して、中が見えるようにしてあります。
HDDを冷やすために、HDDケースと電源ファンの間に、8cmファンを入れてあります。型紙を作ってプラで試作、ちょうど良い感じで収まります。
工作用紙で試作したもの(9cmファン用)。
9㎝ファンを取り付け実験しましたが、最終的に8cm二つがぴったりだとわかり、8cmに決定。
こんな感じでファンが見えます。
回転数を調整できるようにしてあるので、普段はとても静かです。
左下の青いボックスはHDD冷却用の8cmファンの回転数調整用のコントローラー。 回転数を調整できるようになっています。
一番奥(写真下)に2つのHDDを入れることができます。
ここにHDDを搭載するには、製作したプラ板やHDDホルダーなどの部品を外さないといけなません。一時期HDDを入れていましたが、今は入れてはいません。なんたって面倒ですからね。
そのHDDを冷やすために、メインの電源ファンからの空気を利用しようと思い、プラ板で製作しました。
もともとついていたCPUクーラーに空気を送る黒いパーツを外して、透明なパーツに交換しています。
ただ、交換しただけではなく、その一部(右側)を切断して、空気の一部を右側に誘導し、最深部のHDDを冷やすようにしてあります。
ファンからの風を誘導するパーツも作ってみました。
こんな風に中間にはめ込みます。
こんな感じに空気が流れていきます。
上の流れは直接CPUクーラーを冷やして後方に。
下側の流れは、プラ板に誘導されて、奥のHDDに。
CPUを通らないため、直接 冷却用の空気が当たるようにしてあります。
そして最後尾にはHDDの熱を排出するための6cmファンを二つ取り付けてあります。
また前面のHDDが冷えるようにと、パソコン前面のプラスチックのカバーを外し、アルミメッシュで同じ形に製作しました。これにより多くの空気を取り込めるようにしてあります。
このアルミ製パンチングメタルを黒く塗装して使っています。
この上にさらにカバーが取り付けられます。
こんな感じに、徹底的に冷却・静音対策を施したパソコンでした。
もともとのファンが3つ、さらに増設したファンの数は4つ。増設したファンはいずれも5vに電圧を落として使用。とても静かなパソコンでした。
おかげで熱暴走もなし。静音ファンなのでとても静か。これが、ずっとメインPCでした。
でも、さすがに現在では遅く、しかもすぐに固まるので・・・・・閉口しています。
ただ、これだけ手間と時間をかけて改造したので、愛着があり、どうしても手放せないんですね。