スタジオジブリの作品の中で一番好きなのが天空の城「ラピュタ」です。
大好きなアニメなんですが、主人公のシータよりもロボット兵の方に興味があります。
ロボット兵 三作目。
これは城の中で目覚めたロボット兵が飛行形態に変身して飛び回り、シータに迫るシーン。ビデオからキャプチャーした画像を参考にしました。腕が途中から切れていたり、ぐにゃと曲がった腕が面白いですね。
このシーンです。(キャプチャー画像)
アニメでは上半身しか映ってはいないのですが、下半身も想像して製作してみました。大きさは20㎝ほどです。
ファインモールドのプラモデルも作りました。
こういった市販のロボット兵のプラモデルに着色してジオラマ風に制作されている方もいますが、ポージングが難しく、飛行形態のは見つからなかったので、「なければ自分で作っちゃえ!」(海洋堂みたい)で、針金を芯にして粘土で作ってみました。
使った粘土は、「パールクレイ」という紙粘土です。乾いた粘土の上に後付けも簡単に出きるし、固くてナイフで切ったりヤスリで磨いたり出来ます。
さて、面倒だったのは翼の部分でした。 これは腕の芯になる銅線に棘になる銅線を一つずつハンダづけした上に粘土を被せて成型。
棘と棘の間に布を一枚一枚貼っています。「サビカラーの赤銅色」で塗装しています
ロボット兵は右足のように脚を後ろに曲げて昆虫のように歩くのですが、両足ともその格好だと、何か変かな・・ということで左足だけ前に出しています。この方が全体のバランスがいいので。
アニメでは、薄茶色や薄いピンク(この場面では薄いピンクっぽい色)など場面によって色が違います。
ロボットの色は「映画の中のピンクではちょっとね・・・」と思い、青銅色にしました。ちょっと金属っぽくて、いい感じです。実際、アニメの中でシータが案内された城の地下に眠るロボット兵って、光の関係か青銅色に見えるんですよね。
原画に合わせて針金を切りました。そして、その針金の上に粘土を被せていきました。粘土は乾燥しても縮みにくいものを使用。粘土が乾いたら、ボンドを水で溶いたものと粘土をよく混ぜたものを数回重ね塗りして固くなるように仕上げてあります。
ロボット兵 四作目。
両手は肩のところから動きます。
目の部分を金属にしようかとも思いましたが、面倒なので粘土のまま。