クリーニングニードルやジェネレーターバルブガスケットの交換といった分解作業をして、部品を新品に交換しました。
次はネットで調べたサンポール漬けに挑戦しました。
前回、圧力計やジェネレーターなどをサンポールに漬けたことがありましたが、その時は「中和作業」をしていません。水で流せばいいやー・・なんて軽い気持ちでいたのです。
ところが、トップリフレクターをサンポール漬けにしたところ、乾いたリフレクターを見ると所々に赤い模様が発生してしまいました。「なんじゃ、これ?」
さっそくネットで検索。
サンポールの酸によって表面がきれいになったのはいいのですが、空気に触れると酸化し赤くなることもあると・・・。「これかー」
ピカールで拭けば消えてしまうのですが、酸、恐ろしや! やっぱり、きちんと中和作業を施した方がよさそうです。
そこで、大きな洗面器にサンポールを入れ水で薄めました。何倍だろ・・ここはいい加減です。そして、割りばしでつかんで揺らしたり、裏返したり・・・ものの15分程度。次は中和作業です。空気に触れる前に中和する必要があるみたいなので、用意しておいた重曹をパラパラと上から振りかけました。(本当は水に溶かしてから入れるべきなのでしょうが)
すると、すぐさまシュワーと泡が立ちました。この泡の正体は二酸化炭素らしいです。割りばしで部品を動かしなじませました。そして・・・・
今度は赤い斑点は見当たりません。大成功!
続いて気になっていた圧力計も同様にサンポール&重曹に。こちらは・・・穴がはっきりと見えました。前回は白いものが詰まったような感じでしたが、ちゃんと穴の奥まで確認できます。タンクに取り付け加圧。タイムラグもなく、すーっと圧力例の針が上がっていきました。やったー!
いやー、サンポール、よく働いてくれました。
ランタンが綺麗になったところで再点火。しかし、またまた予熱バーナーが暴走。トップフード上まで火だるまになってしまいました。圧が高すぎたのか、それともバーナーの吹き出す穴が大きいのか・・・わかりません。
せっかく綺麗になったトップフードがこんな状態に。
くすんだだけではなく、下の部分はなんと綺麗な青色に輝いています。
真鍮が熱で青色に変色?
上の部分はビカールで磨いて、青い部分はあまりにも綺麗だったのでそのままにしておきました。
予熱バーナーを外しました。でも、ニップルの辺りは外れなかったので、このままの状態でサンポール漬けに。これでも改善されなければ新品に交換かな。また出費!
こんなに炎が上がればトップフードは丸焼き状態なのは当たり前です。
勢いがよ過ぎます。これじゃ、マントル一撃。
おかげで、せっかく磨いた予熱バーナーも熱で色づいてしまいました。
ニップルからの灯油漏れが気になっていたので、再びジェネレーターを外して、ジェネレーターバルブジャケットを点検。
ジェネレーターをタンクに取り付けると・・位置がずれてしまいました。何度も外したりしているせいかゆるくなり、きつく締めようとすると 中央から少しずれてしまいました。
鉛のパッキンの交換作業が必要になりそうです。
おかげで灯油漏れはなくなりました。
日によってコンディションが違う。
それがペトロ系のランタンの特徴のようです。