アルミのクッカーで油料理を作るのはコツさえつかめば出来る事は実証済みです。
下はトレック900のフタで卵焼きを作った時の記事です。
アルミのフライパンでも、こびりつかせずに調理することができます。
メスティンを使った料理はネットにはたくさんあります。
まさに万能調理器具ですね。
ただ、メスティンを使って卵を焼くのはどうなんでしょう?
スノーピークのトレック900では、いろいろな調理をしてきましたが、メスティンではしたことがありません。
メスティンでは、こびりついてしまうのでしょうか?
メスティンもアルミ製なので卵焼きぐらいできる筈・・・ということで、検索してみると、いくつか見当たりました。
中にはクッキングシートを入れて・・というのもありましたが、これはパス。裏わざ的なのはダメです。
メスティンだけで調理しないと意味がありません。
これですね。⇩
この方のように、メスティンでも卵料理が作れますね。
マヨネ―ズを入れるとうまく焼けます。マヨネーズには脂分がたくさん含まれているからです。
妻が毎日作っているので、実証済みです。
そこで、実際にトランギアのメスティンを使って作ってみることにしました。
メスティンで炊飯をした時の記事⇩
使うメスティンは、一般的な トランギア製 TR-210です。
卵はケチって一個。よくかき混ぜておきます。
泡だて器を使うとよく混ざります。
が、混ぜすぎると、違う味?の「卵焼き」になってしまいます。
今回は、キッチンのビルトインガスコンロを使います。
このガスコンロには中央にバネ付きのセンサーがあるので、メスティンが軽いため少し浮いてしまいます。でも、気にしない!! 気にしない!!
弱火にして火にかけ、メスティンが少し温まってきたら、少量の油を垂らします。
油が温まってきたら、卵を投入します。
卵が少量なのですぐに固まってしまいました。アルミは熱伝導が良いからですね。
こびりついていない証拠にスルスルと左右に動きます。この時点で成功です。
*こびりつかせないコツは弱火。弱火で調理すれば焦げたりこびりついたりしません。
片側に寄せた後に、油を少し加えて残りの卵を投入しました。
あとはくるくると巻いて形を作っていきます。
少し形が崩れてしまいましたが、卵焼きが焼き上がりました。
メスティンにこびりつくこともなく、楽にお皿に盛り付けることができました。
完成です。
・目玉焼きも同じように行えば出来ます。蓋もついているし。
・マヨネーズを溶かし、同じように卵を入れてかき混ぜれば、簡単にスクランブルエッグ風が出来ます。
炒り卵…塩や砂糖などを用い、パラパラの粒状になるまでしっかり火を通した和食
スクランブルエッグ…塩やコショウ、牛乳などを用い、トロリとした状態にする洋食
《CanCan.jp》
★コーティングしているクッカーなら、火加減などに気を遣わずに調理できるでしょうが、コーティングなしのメスティンでも調理可能です。
*ただ、一点集中型のバーナーだと、アルミ全体が熱せられないかもしれません。
次回、フェムトストーブを使って試してみたいと思います。
むしろ、コーティングしてあるクッカーは扱いに気をつけないと、せっかくのコーティングが剥がれてしまいます。空焚き・強火・金属たわし(傷防止) は厳禁です。
しかも、コーティングがされているクッカーは高価!!
無垢のアルミなら、たとえこびりついてしまってもタワシで強くこすればいいだけ。
不精者には無垢のアルミがお勧めです。
一生モノです。
しかも、メスティンは価格が安い!! 最近、価格が安定してきましたね。
さすがに行き渡ったのかな?
メスティンで卵焼きを作ることってあるのかな? ということです。メスティンは通常、ほったらかし炊飯に便利。
おかずを作るなら、メスティンの蓋か、別に用意したスキレットを使うでしょうね。
わざわざメスティン本体を使って卵焼きを作る人はいないんじゃないかな?
昔のように製品の種類が少なく選択肢のなかった時代と違って、今は製品の種類は豊富。
キャンプは自己満足であるとともに、見栄え(人に見せびらかす)という目的もあるので、価格の高いしっかりとコーティングされた製品も"アリ"と言えるのかもしれません。
テフロンなどのコーティングは費用がかかるために価格が高くなります。安いものでは、すぐに剥がれたり、傷がつくでしょう。また、アルマイト加工の製品も販売されています。
テフロンとアルマイト⇩
テフロン
フッ素樹脂の一種,ポリテトラフルオロエチレン。デュポン社の商品名。フッ素樹脂は熱可塑性樹脂の一種で,あらゆる薬品に耐え,また 200℃以上の高温にも-100℃の低温にも耐えるというすぐれた性能をもった合成樹脂である。組成はポリエチレンの中の水素をフッ素に置き換えたもの。腐食防止や電気絶縁にすぐれた機能をもっている。身近ではフライパンなどにコートされ,こげつき防止に役立てられる。金属と同様な加工性をもっていることが特色であるが,半面,融点が 327℃であり,溶融粘度が高いので,成形が困難である。
《ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「テフロン」の解説より》
フッ素加工とテフロン加工の違い⇩
アルマイト加工
アルマイトは、アルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作る処理である。人工的にアルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作ることにより、アルミニウムの耐食性・耐摩耗性の向上、および装飾その他の機能の付加を目的として行われる。
アルマイト製品のお手入れ方法⇩
自分はトランギアで十分です。