元々のファンが五月蠅いと評判?だったので、静音ファンと交換した記事です。
ネットでは、Logitec HDDケースの前面のカバーを取り去り、12㎝ファンを取り付けている記事がありました。
なるほど、そういう手があったんですね。
でも、なんだか見た目は仰々しいです。
そこまでしなくても付属のファンを交換するだけでも静かになるので、それでいいんじゃない・・ということで、静音ファンに交換するだけにしました。
静音ファンと交換
注文しておいたファンが届きました。
下のHDDケース内のファンと交換します。
「AINEX」のオメガタイフーン。
元のファン(右)と比べてみると・・・・
新しいファンの厚みが15mm、元のファンは20mmです。
コネクターが違う (新しいファンは3P、元は2P) ので、お互いのコードを途中で切って繋ぎ合わせました。白い信号用のコードは切ってしまいました。
繋ぎ合わせたコードが長すぎると邪魔になるので、元のコードと同じくらいの長さにしておきました。
※繋ぐ前に、絶縁のために熱収縮チューブをコードに入れておきます⇓
本当は半田づけした方がいいのですが、しませんでした。
仮接続をして回転テストをしました。赤と赤、黒と黒を繋ぎましたが、ファンよっては違う場合もあるかもしれないので・・
音もなく静かに回っています。成功です。風の方向に注意!
回転することがわかったので、収縮チューブを熱します。
車用の太いチューブしかなかったので、ぴったりとコードに密着しませんが、チューブが動くことはないので良しとしました。(もっと径の細いチューブを使った方がいいです。なければビニールテープでも・・・)
基盤のコネクターに接続します。狭いのでハメにくいですよ。
また、基盤側(赤い矢印)のソケットが何回か抜き差ししていたら、少し浮き上がってグラついてきました。弱いですね。
コードが羽根に干渉すると、ファンが止まるか、もの凄い音を立ててしまいます。
干渉しないようにコードをうまく取り廻してから、ファンを入れます。
前回製作しておいたスポンジ付きのガード。これで固定しました。手持ちのクッション材でいいかもしれません。
強くねじ込むとスポンジがつぶれて、ガードが本体よりも少し内側に入ってしまいました。でも、この位なら許容範囲。逆にスポンジが緩衝材やバネの役目をするので、ネジが緩んでくることは少ないと思います。
作業自体はそれほど難しくないので、電気工作経験のある方なら簡単にできます。
※裏蓋は短いビス6本でとまっているだけなので、裏蓋を外してからファンを取り付けることも可能です。この状態ならコネクターも取り付けやすいです。
さて、電源を入れました。とても静かです。
というよりも逆にHDDの駆動音の方が目立ってしまいました。
なーんだ!
もともと取り付けられているファンはうるさいことが多く、静音ファンに交換するのは常識かもしれません。
以前、車のインバーター(12Vを100Vに変換する)のファンを交換したこともあります。ぜんぜん違いますよ。
ハードディスクをハードに使われる方は、前面にも12㎝ファンを取り付けたりと冷却をしっかりと考えています。
そういう方は静音ファンでは十分にHDDを冷やしきれないでしょうね。でも、通常の室温の範囲内での使い方なら問題ないと考えています。
くれぐれも自己責任でお願いします。
ガチャベイにHDD増設しました⇩
※さて、静音ファンと交換したので、音は静かになりました。ほとんど気になりません。
五月蠅いファンの音は気になります。1000円+交換作業の手間で、パソコンライフが快適になるなら、静音ファンへの交換もありでしょう?
2023.08.22_追記 : ファン変更後も快調に稼働していて、全く問題はありません。
ちなみに「Speccy」という無料ソフトでHDDの温度を測ってみると・・・
赤枠がガチャベイ内のHDDです。
HDDの温度は室温に左右されます。室温を適度に保てば・・・・なんとか使えそうです。暑ければエアコンを入れるでしょうから問題ないと思います。
ファンの音で悩まれている方は、交換をお勧めします!
「Speccy」(日本語版)のダウンロードは、こちらから。
日本語にするには、「English」を「Japanese」にしてからインストールしてください。
※以前のパソコンではHDDの熱対策なんて全くありませんでした。最初に買ったVAIOのディスクトップ PCV-R73K (2000年発売 購入は2005年?) 。
熱が溜まる一番上にHDDがあって、触れなくなるくらい熱くなりました。
今では信じられませんね。そこで無理やりファンを取り付けてました。
その後のVAIOのRXシリーズでもHDDの冷却は電源ファンだけでしたから、やはり工夫してファンを取り付けました。
下は一番時間をかけて改造したVAIO RM900PS⇓
今はそんなことをしなくても、はじめっからある程度の熱対策も行われているので、安心して使うことができます。
ただ、安い機種はファンも安いので、交換した方がいいかもしれません。