加圧式のランタンです。
ペトロマックスHL1(廃盤)のような灯油ランタンは芯に灯油を浸み込ませて火を灯すタイプ。ほのかな明るさが癒し効果を生み出します。明るくはありませんがムード満点です。
それに比べて加圧式はポンプで加圧するので、かなりの明るさがあります。その中でも小さいサイズのランタンがペトロマックス HK150。
150とは150CPの意味。キャンドルパワー=ろうそく一本分の明るさだそうですが、ろうそく150本分ってわかりませんよね。非常に感覚的です。今は表示禁止らしいのですが・・・・。
このペトロマックスHK150とほぼ同じランタンが、ゲニオールランタン150CPです。
10年くらい前のものでしょうか。使い込んだ跡がところどころに残っています。チムニー内も煤で真っ黒。
(底には「143687」という刻印。この意味は? 製造年月日なのか、シリアル番号なのか?)
磨けば綺麗になるのでしょうが、この雰囲気もなかなかいい感じです。トップフードやタンクにはロゴも何も入っていません。
針が動かなかった圧力計。
ポンプを何回も押すと圧がかかっていることがわかります。開閉ツマミを回しても、予備バーナーを開いてもシューという音とともにエアが抜けていきます。そして圧力計脇のツマミを回すと、シューという音とともに減圧しました。
でも、最初は圧力計の針は全く動きませんでした。
この圧力計はブルドン管式圧力計というのだそうです。
子供の頃にあった玩具で、らせん状に巻いた紙にふーっと空気を入れると、ヒューとまっすぐに伸びる・・・あの原理かな?
実際に分解してみたら、ありました。板のような金属が丸くなっています。その先が針につながっていました。この板のような金属の中をエアが通っているんです。
針が何かにひっかかっているのではないかと、針を左右に動かしたり針の角度を変えてみたり。メーターのプラスチックに引っかかっているのかも・・いろいろやってみました。そして、・・・・・・直りました。
どこかにひっかかっていたんだ。でも、動きました。めでたし。
〘追記〙ナチュラムでは、圧力計が動かない場合の対応について
・ポンピングが正常に行われていない、スカスカしている。
・圧力調整ネジが締まっていない。
・燃料キャップがしっかり閉まっていない。
・グリップホイールの矢印が下向きになっている。
・余熱バーナーが開いている。
一方タンクには・・・
見た目は日焼けした肩の皮が剥けたような感じ。タンクの上部に塗装の剥がれのようなものが見られます。これは炎上した際に、灯油がこぼれてタンク上の塗装が燃えてしまったんですね。残った塗装は綺麗で、キラキラと輝いています。クリヤー塗装ですね。
ペトロなどのランタンの記事を見ても、こんなことは書いてはいませんが・・、
デイツの真鍮ランタンのように表面保護のためにクリヤー塗装しているとしか思えません。
塗装を剥がすか、このままの状態にしておくか・・・・・
トップリフレクターは真鍮製?
磁石がつかないトップリフレクター。(右がペトロ用のリフレクター。白い丸いものが磁石です) しっかりとくっついています。
ゲニオールをお持ちの方の記事にも磁石がつくとありました。鉄に真鍮メッキでしょうか?
でも、左側のリフレクターには磁石がつきません。真鍮無垢?
オークションでは新品で45000円ほど。やっぱり高いでね。
GENIOL(ゲニオール) ランタン 150CPでした。
追記:2020.11.1 ゲニオールと同じサイズのランタンというと・・・
Lynx Cabin 石油ランタン 150CP
《Amazon》
【規格】高さ30cm(取手吊るす状態45cm)重量約1.6KG
【材質】本体:真鍮(チタンメッキ)ホヤ:耐熱ガラス
【明るさ】150CP 照明半径1.5メートル
【燃料】灯油
【連続点灯時間】:12Hさらに、商品説明には、
比較的に小型な石油ランタンです。リフレクター付き。
Germany Customer's基準で制作されたもの。高価で申し訳ございません。独逸への輸出実績あり。製造国は中国。
加圧式石油ランタンはメンテと修理が必要で、
面倒がり屋の方には不向きです。本商品を必ず面倒を覚悟した上でのご購入お願いします。
利用中にご質問また不具合の場合、いつでもお気軽に連絡してください
的を得ていますね。